2011年12月

今年の3点

ついでに今年の3点(新刊)も。

①R.Crumb『R. Crumb: The Complete Record Cover Collection』W W Norton & Co Inc
②R.クラム(著)笹野洋子(訳)『旧約聖書 創世記編』静山社
③中村とうよう『中村とうようアンソロジー』ミュージックマガジン社


①待望の復刊。これからも繰り返して見てはニヤニヤするだろうクラムのレコードカバーを集めた本。SPを模した装丁も特別凝っている訳ではないが、愛情あるつくりが素晴らしい。これを見てると現物が欲しくなるのが玉に瑕。
②萩原健太氏に倣って言えば、クラムの日本語訳が出たときは自動的にランクインするので(笑)。でもクラムファン以外が読んでも面白いのでは?実はまだ少ししか読んでないのだが(それでもかなりおなか一杯:笑)、カインとアベルの章の生々しさだけでもスゴイ。これがハリー・ポッターの会社から出たのにもびっくりした。
③中村とうよう氏の死去は、長年のMMの読者であり(毎月とうようズトークから読んでました)、良くも悪くも強い影響を受けた人だけに非常にショックだった。前半は未読の記事が、そして後半はなつかしい文章が並んでいる。合掌。

以上です。
クラムが2冊も入ってしまった。

今年はいろいろあり、例年にも増して(音楽関係の本以外の)新刊はあまり買わなかった。小説・エッセイでは、深沢七郎と井上荒野くらいしか読んでない(汗)。西村賢太も面白かったけど、あまりノレず。来年はもう少し小説を読みたいけど、どうだろうか・・・。


今年もいろいろお世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
それでは、皆様よいお年を!

2011年マイベスト10

この前の不忍USTでも話しましたが、2011年のマイ新譜ベスト10を以下に記します。
(手元にCDがないので、記憶をたよりに)

・ベイルート / ザ・リップ・タイド
・Fleet Foxes / Helplessness Blues
・ニック・ロウ / オールド・マジック
・James Blake / James Blake
・ミッシェル・ンデゲオチェロ / ウェザー
・ブッカー・T ジョーンズ / ザ・ロード・フロム・メンフィス
・Seun Anikulapo Kuti & Egypt 80 / From Africa With Fury: Rise
・SAKAKI MANGO & LIMBA TRAIN SOUND SYSTEM / oi!limba
・坂本慎太郎 / 幻とのつきあい方
・夢の引用 Quotation of Dream-Love and Soul of Toru Takemitsu / 鈴木大介,ブランドン・ロス,ツトム・タケイシ


他には『HoSoNoVa』、ルーマー、さかな、『Red Hot & Rio 2』等をよく聴きました。

ニック・ロウは、ミュージシャンの理想の歳の取り方というか。枯れ過ぎてなく、かといって力んでもいない絶妙な按配のアルバム。カバーのセンスも渋い。

ンデゲオチェロは、ジョー・ヘンリーとの合わせ技で。2曲目の車のミラーの下によくある注意書きを曲のタイトルにしたというのも洒落てる。

Sean Kutiは、今年聴いた中では最もかっこいいアルバム。イーノのプロデュースというのも意表を突かれた。正に「21世紀の『リメイン・イン・ライト』!(松山晋也氏)」。

サカキ・マンゴーは、dommuneで見て購入したCD。(James Blakeもdommuneで知り購入)アフリカ音楽のトランシーな感じとロック的なダイナミズムが合わさった、これも非常にカッコいいアルバム。方言を生かした歌詞も実に面白い。

坂本慎太郎は、『空洞です』の次は「幽霊」しかないよねみたいな(笑)。時代性なんか全く無視してるようで、最も今の日本を象徴してるような不思議な雰囲気のアルバム。これもよく聴きました。

最後の『夢の引用』だけは2006年のアルバム。ブランドン・ロスのライブ会場で買って、12月後半に一番聴いたアルバム。印象深いライブの思い出として。是非このメンバーで続編を作って欲しい。


以上。
今年はラジオや雑誌だけでなく、ツイッターやユーストで知ってCDを購入するケースが多かった。
来年はどんなアルバムに出会えるだろう。



それにしてもブランドン・ロスの音の研ぎ澄まし方は凄かったなぁ。

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