映画

哀しき獣

前回ほのぼのとした映画を観たので、今度は重量感のある映画をいうとことで『哀しき獣』を観てきました。

http://kanashiki-kemono.com/

冒頭の延辺朝鮮族自治州のシーンから荒涼とした風景が映し出されると、一気に映画に引き込まれる。
いや、引きずり込まれると言った方がいいか。


その後、主人公の二人を軸に、運命に翻弄される人間の生と死を残酷なまでに描き出す。
2作目にして140分という長尺をだれることなく、最後まで観させる監督の剛腕は相当なもの。
まるで斧をぶんまわすが如し映画(実際に登場人物たちが斧をぶんまわしていますが)。
そして、緊張感あるド迫力のチェイスシーンはこの映画の大きな見所である。
『チェイサー』もそうであったが、登場人物が走るシーンの独特の躍動感はこの監督ならでは。


観終わった後、ズシリとお腹にくる骨太な映画だった。

マイティ・ウクレレ

例年通り伊勢山皇大神宮で初詣。
雲ひとつない天気で気持ちがいい。
昨年はいろいろ大変だったので、今年は良い年になりますように。


バーゲンを廻る妻と別れて、「ジャック&ベティ」に。
今年の映画初めは、『マイティ・ウクレレ』。
http://mightyuke.jp/about/


お正月なので、気楽な感じの映画にしました。
ウクレレの歴史と、世界でのウクレレの拡がりを取材したウクレレ同様チャーミングなドキュメンタリー。
終わりの方は、教育現場でのウクレレの有効性について取材していた。
カナダではウクレレが音楽教育の現場で、主役の位置を占めているらしい。
映画の中で教育評論家(?)の女性が言ってた通り、ピアノやバイオリンと違ってウクレレを熱心に教育させようとする親はいないよね。
それだけでも子供の音楽教育では良いことだと思う。
私は母がピアノの教師だったため最悪の音楽教育環境でした。
暗くなるので詳しい話は避けますが・・(苦笑)。


案の定、タイニー・ティムの話しもでてきて、彼がウクレレを選んだのはオーディションに落ちたり、舞台で受けなくても楽器を紙袋に入れて直ぐに退出できるからだと。
そのあとテレビ出演の映像が出て、実際に終わったら直ぐにウクレレを紙袋に入れて引っ込んでいた。
タイニー・ティムの人気が出た時、ウクレレは変人が演奏する楽器として有名になりウクレレの売上が落ちたというエピソードも(笑)。


映画を観ていて気付いたのは、ウクレレを演奏している人の顔が、上手下手に関わらず笑顔だったり心から楽しそうだったこと。
観た後は、必ずウクレレが弾きたくなりますよ!


帰って早速ウクレレ・アイク『アイム・ア・ベター・イン・ア・レディーズ・ボードウ』を聴きながら夕飯の支度。
同アルバムはロバート・クラム・アートワーク・コレクションの一枚。
大好きな『夢で逢えたなら』にうっとり。


ああ、『マイティ・ウクレレ』にちょっとだけ日本のグレートなバンド「スィートホリワイアンズ」が映ります。
ファンはお見逃しなく。

九月に降る風

横浜でコーデュロイのズボンを購入。
2週間前にシャツを買いに行った時に、そのキレイな栗色に一目ぼれ。
試着すると良い感じでますます欲しくなるが、いっぺんには買えないので、給料日まで待つ。
で、本日めでたく購入。
秋、冬はこれで乗り切ろう。

黄金町に移動して、ジャック&ベティで『九月に降る風』を観る。
10年位前の台湾を舞台にした青春映画だが、これはある種普遍的な青春を描いた映画だと思う。
7人の男子高校生たちが素っ裸で夜のプールに忍び込む場面があまりに無邪気なだけに、その後の展開が哀しい・・・。
ああ、青春。

『レスラー』@ジャック&ベティ

今日も定時に上がり、ジャック&ベティで『レスラー』を観る為黄金町で下車。

仕事帰りにジャック&ベティに寄る時は、いつもの蕎麦屋で一杯ひっかけるのだが、定休日だったので中華料理屋でレバニラ炒めを肴にジョッキを二杯。

『レスラー』は、同監督の『レクイエム・フォー・ドリーム』とは違ってコテコテと言える程のストレートな映画だったが素直に楽しめた。
映画が成功した原因は、やはりミッキー・ロークのリアリティある肉体と演技に負っているところが大きい。
もうロークは、どっから見てもプロレスラーで『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』『ナインハーフ』の頃の彼と同一人物とはにわかに信じ難いほど。
(ちなみに『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』は高校の頃観に行って、序盤の迫力ある場面に釘付けになった記憶がある)

ストリッパー(マリサ・トメイ)との淡い恋の場面も切ないし、主人公が娘から絶縁を言い渡される場面はさらに切なかった。
そして最後のボスの曲が流れた時、やはり感動している自分がいたのだった。
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